タバコに対する情報としては『百害あって一利なし』と皆さん思っていると思います。
一般的な意見としては ”正解” な訳ですが、筆者自身の経験や周りから聞いてきた話を踏まえて言うと ”ほぼ正解” という回答になります。
タバコを吸っていない人・タバコを吸っている人・禁煙している人・自分は吸っていないけど周りの人が吸っている人 など、それぞれ立ち位置が違うと思いますので、
全ての立ち位置を経験した筆者個人の意見と、医学的な知識も踏まえ喫煙によるメリット・デメリットをご紹介していきます!
タバコの起源・概要
そもそもタバコはどこで生まれ、どこから伝わってきたのか。
意外と知らない方が多いのではないでしょうか?
調べた情報を簡単にまとめておきます。
タバコの葉っぱってなに?
タバコはナス科のニコチアナ属の植物で、ニコチアナ・タバカムとう学名の種に属していて、原産地はアメリカ大陸だと言われています。
元々はマヤ族の神事で使用されていた!?
7〜8世紀頃に栄華を誇ったマヤ文明の遺産にレリーフ(浮き彫り)があり、そこにはタバコを吸う神の姿が刻まれています。
タバコの紫煙は神々の供え物であり、また、神託をもたらすものと考えられ、占いや戦いの勝敗を導くものとして使われていたそうです。
その他にも、人々が病気にかかるのは悪霊のせいであり、呪術師がタバコを使って悪霊を追い払うために使っていたことや、北米先住民の間で和を結ぶ儀式にパイプが吸われていた事が分かっています。
コロンブスとタバコの出会い!
コロンブスは1492年にサンサルバドル島に上陸。
その際に、先住民のアラワク族に装飾品などを贈り、お返しの贈り物の中にタバコがありました。
当初は使い方など分かっていなかったようで、コロンブスは『香り高い乾燥した葉』としか表現していません。
世界中で人々の交流が盛んになるにつれて、それぞれの国の産物が持ち込まれていき、少しずつ喫煙という文化も含め世界に広がっていきました。
日本に伝わってきたのはいつ?
諸説あるようですが、1543年種子島への鉄砲伝来とともにポルトガル人によって伝えられたと言われています。
江戸時代は『キセル』による喫煙が主流でしたが、明治時代に入ると今では馴染みのある『紙タバコ』が外国から輸入され、次第に国内での生産も盛んになっていきました。
タバコに含まれる3大有害物質
・ニコチン:アルカロイドと呼ばれる化合物の一種で、『毒物』として指定されている
→喫煙者がタバコをやめられない(依存する)原因の一つ
・タール:タバコの煙の内、一酸化炭素やガス状成分をのぞいた粒子状の成分のこと。一般的には『ヤニ』と言われている
→粘着性が高く、肺が黒くなったり、歯や部屋が黄色くなる原因になっている
・一酸化炭素:タバコが不完全燃焼を起こすことによって発生する物質。タバコに煙に1〜3%程度含まれている
→酸素欠乏状態になる
【タバコ用語】 『ヤニクラ』:頭がフワッとしてクラクラしたり、場合によっては体がふらつく現象 主にヤニクラの原因は『ニコチンによる血管収縮作用によるもの』とされていて、脳の血流が悪くなった結果として脳貧血(ヤニクラ)に繋がります。 『ヤニ切れ』:体内のニコチンが減り『タバコを吸いたい!』という状態の時に使う言葉 『ふかす』:タバコの煙を口の中に含み、吐き出す状態 タバコを吸う際は、『肺に入れる』というのが一般的です。ふかす事自体は個人の自由ですが、『タバコを吸っているフリをしているのに、ふかしている』という人がいると『ダサい』と判定されるため注意が必要です。
タバコを吸うと何が起きる?
非喫煙者からすると『煙を吸ってなにが良いの!?』と不思議に思うでしょう。
実際にタバコを吸った時、身体や脳にどのような影響があるのか一部ご紹介します。
快楽が得られる(ドーパミンの分泌)
タバコを吸うことで肺からニコチンが取り込まれ、『ドーパミン』と言われる快楽に関わる脳内神経伝達物質が分泌されることで、快楽を得ることができます。
その他にも、やる気の向上・集中力の向上・ポジティブマインド など、ドーパミンは様々な効果があると言われています。
身体・脳の覚醒(ノルアドレナリンの分泌)
タバコを吸う事で『ノルアドレナリン』が分泌されるため、心拍数が上昇し身体や脳が覚醒状態になります。
眼が冴える・スッキリする といった感情になるのは、これが理由になっているという事ですね。
気分が落ち着く(セロトニンの分泌)
タバコを吸って『ドーパミン』が分泌されると、抑制物質の『セロトニン』も分泌量が増えますが、このセロトニンが『ドーパミン』や『ノルアドレナリン』を抑制し、精神状態を安定させる役割になっています。
人によっては『ボーッとする』という方もいるようですが、筆者は落ち着くという表現の方が適切と感じています。
タバコを至高の一品に仕上げるシチュエーション
喫煙者には伝わると思いますが ”タバコが最高に美味しいと感じられるシチュエーション” が多数存在します。
非喫煙者の方の中には、イライラしている時にタバコを吸っている というイメージを持っている方もいますが、もっとポジティブな理由で吸うこともある訳です。
非喫煙者の方からすると『馬鹿らしい!!』『迷惑だ!!』と思われるシチュエーションもあると思いますが、一部ご紹介します。
・夜の海
・夜散歩をしながら
・夜景や景色の良い場所
・寝起き朝一
・冬に外でラーメンを食べた後に外で
・パチンコやスロットで”大当たり”を引いた時(ドヤタバコ)
・仕事でしばらく吸えていなかった時
などなど、筆者の主観がかなり強いですが、人それぞれ少なからず好きなシチュエーションは持っているものと思います。
タバコを吸うことによるデメリット・リスク!
冒頭にもお伝えしたように、デメリットは沢山あります。
調べない限りはなかなか知る事のないデメリットもあるので、吸おうとしている人も、吸っている人もしっかりリスクは理解しておきましょう。
喫煙者・受動喫煙者
喫煙者は、タバコを吸っている本人。
受動喫煙は、タバコを吸っている人の周りにいて、意図せずタバコの煙を吸い込んでしまっている人になります。
どちらにしても、タバコの煙を吸っている状態という点では変わらないので、同じようにリスクを伴います。
例としていくつかご紹介しますが
・癌(ガン)のリスク増加
→肺がん/口腔・咽頭がん/喉頭がん/鼻腔・副鼻腔がん/食道がん/胃がん/肝臓がん/膵臓がん/子宮頸がん/膀胱がん など
・呼吸器疾患のリスク増加
→咳・痰/肺気腫・慢性気管支炎/気管支喘息/自然気胸/間質性肺疾患/睡眠呼吸障害/呼吸器感染症(肺炎・感冒・インフルエンザ/結核) など
・循環器疾患のリスク増加
→⾼⾎圧/⼼疾患(急性⼼筋梗塞などの虚⾎性⼼疾患や⼼不全)/脳⾎管疾患(脳梗塞・脳出⾎・くも膜下出⾎)/動脈瘤 など
・消化器疾患のリスク増加
→胃潰瘍/十二指腸潰瘍 など
・その他:歯周病 / 脳卒中 / 腰痛(椎間板ヘルニアなど) などのリスク増加
・病気以外のデメリット
→口が臭くなる / 歯が黄色くなる / 部屋が臭くなる / 部屋が黄色くなる / 洋服が臭くなる / 洋服がヤニで汚れる / 出費が年々増えていく / 非喫煙者に嫌な顔をされる / 肌が荒れる / 味覚が鈍くなる / 嗅覚が低下する など
これでもあくまで一部です。
さすが『百害あって一利なし』と言うだけあって、デメリットやリスクの量がとんでもないです。
女性の喫煙
喫煙をすることによって女性ホルモンが低下するため、生理不順・生理痛・不妊などに繋がるリスクが増加します。
その他、喫煙によって全身の血行不良を引き起こすため、肩こり・腰痛・冷え性などの原因にもなっているようです。
また、妊婦さんの場合は喫煙している本人だけでなく、当然のごとくお腹の胎児にも悪影響を与える可能性が高まります。
主に、早産・死産・低体重児の出産(2,500g未満)・妊娠中の異常(破水・前置胎盤)・胎児発育遅延などが挙げられています。
【妊婦と禁煙のストレスの小話】 昔の知り合いので、かなりのヘビースモーカーだった女性が妊娠した際の話です。 女性本人は喫煙がお腹の子に悪影響なのは分かっているし、病院の先生にも『やめなさい!』と何度も言われたのに、タバコをやめる事が出来なかったとのこと。 少しの間、禁煙に挑戦したようですが ”禁煙自体にかなりのストレス” を感じてしまい、病院の先生に改めて相談した所 『過度なストレスが一番良くない。やめろとは言わないから、せめて本数を減らしな。お酒は絶対ダメ!!』 と言われたそうです。 病院の先生によって判断は異なるかもしれませんが、このような判断もあるんですね。 ちなみに、喫煙が原因かは分かりませんが、低体重児の出産となったそうです。 その後は問題なく育っているようですが、何にしても悪影響なのは間違いないと思います。
未成年者の喫煙
未成年は、成長期ということもあり大人よりもタバコに依存し易かったり、単純に生涯の喫煙本数が増えるため病気に繋がるリスクが増加します。
厚生労働省の情報では、がんや虚血性心疾患などの危険性がより高くなるようで、肺がんに関しては20歳未満で喫煙を開始した場合、非喫煙者よりも5.5倍も死亡率が上がるそうです。
その他にも、運動にも大きな影響を及ぼすと言われています。
肺機能の低下・有酸素運動能力の低下・回復力の低下 など、特にスポーツをしている方にとっては致命的な影響です。
また将来『歌手を目指している人』にとっても悪影響があります。
そもそも煙を吸う時点で喉が乾燥しますし、喫煙をすると肺活量にはさほど影響は無いものの、息を吐く量は低下していくそうです。
歌う際に息を吐き出す力はとても大切なので、将来も見据えて手を出さない選択肢が懸命でしょう。
ニコチン依存症
先ほどお伝えしたようにニコチンを摂取することで、神経伝達物質が分泌されるため、快楽・覚醒・落ち着くなど様々な効果が得られます。
これらの効果を常時、簡単に喫煙から得ることによって、本来の機能である自分で神経伝達物質を分泌する能力が低下。自分で分泌する能力が低下し神経伝達物質が不足すると、イライラ・集中力の低下・倦怠感・強い眠気などに繋がり、それらを解消するために再度タバコを吸うという悪循環です。
一般的に『イライラするからタバコを吸う』というイメージがあると思いますが、実際は
ニコチンを摂取する → 血中のニコチンが減る → イライラする → ニコチンを摂取する
という事になるため、そもそもイライラしている原因を自分で作っている訳ですね。
立ち位置別!タバコのメリット!
メリットは無いに等しいのですが、筆者目線で考えられるメリットを簡単にご紹介します。
これから吸おうか迷っている人
調べると『潰瘍性大腸炎の悪化や発症のリスクが低下する』などのメリットも一部ありますが、その他のデメリット数が多すぎて全くオススメ出来ません。
特に理由もなく、わざわざタバコを吸い始める意味がないです。
絶対に手を出さないでください。
タバコを吸わずに適切な方法で幸せを感じて、ストレスを解消するのが最も良いです。
今吸っている人 or 禁煙を頑張っている人
身体の健康面に置いてメリットなんてありません。
自分の身体も然り、家族がいるなら周りのことも考えて辞めて損はないです。
筆者自身、寿命が短くなるとかはどうでもいいのですが、死ぬ間際に苦しむのは嫌じゃないですか?
『健康寿命』という考え方が大事です。
しかし、唯一タバコをオススメ出来る状況があるとしたら『逃げ道が無い人』もしくは『逃げ道の作り方が下手な人』です。
あくまで筆者個人の考え方ですが、明らかに”悪い物”と分かっているタバコを吸うことによる 背徳感・反発感・一時的な快楽 などを得ることで、精神面を支える事が出来ると思っています。
特に趣味がない人、色々な事に興味が薄い人は、普段の生活に幸せを見出す難易度がすごく高くなり、禁煙をした時の喪失感が異常値になるので、自分の環境や精神状態としっかり相談してください。
禁煙を始めた時に何が起きる?
喫煙している人の中でも『そろそろ辞めてみようかな』と自主的に考えていたり、周りの友人や恋人、家族から喫煙を反対されている人など、様々だと思います。
実際にタバコに依存していた人が禁煙をすると何が起きるのか、筆者の経験則も基にしながらネガティブ要素とポジティブ要素に分けてご紹介していきます。
ネガティブ要素
①苛立ち・倦怠感
先程もお伝えしたように、血中のニコチンが減ることにより神経伝達のが減少していき、イライラや倦怠感に繋がります。
イライラしている状態だと集中力も続きませんし、意欲も低下します。
最悪な精神状態と言えるでしょう。
②喪失感・虚無感
朝起きてタバコ・ご飯食べてタバコ・仕事の休憩にタバコ・仕事終わりにタバコ・寝る前にタバコ のように、基本的に喫煙はルーティンに加わっていると思いますが、このルーティンから急にタバコが無くなることで虚無感や喪失感に襲われます。
神経伝達物質の分泌量が急に減ることも原因です。
普段から趣味やストレス解消の術を知らない人だと『何を楽しみに仕事をしてるんだろ。』のように、極端に意欲が低下する事もあります。
③眠気
喫煙によって神経伝達物質が分泌され、強制的に身体や脳を覚醒する状態に慣れてしまっているため、喫煙が無くなると身体や脳を覚醒状態になり辛くなります。
こちらに関しては、禁煙に挑戦した人に聞いてもかなり個人差がある印象ですが、筆者に関しては朝も昼も夜もずっと眠い状態が続いていました。
頭がボーッとしている状態のため、仕事や私生活にも大いに影響が出ます。
ポジティブ要素
①味覚の回復
タバコを吸っている状態だと味覚が鈍くなりますが、禁煙を始めると体感で分かるレベルで味覚が回復していきます。
『何がどう変わるの?』と聞かれると具体的には答えづらいですが、単純にいつも食べているご飯が美味しく感じるようになります。
②嗅覚の回復
タバコを吸っている状態だと嗅覚が鈍くなりますが、禁煙を始めると体感で分かるレベルで嗅覚が回復していきます。
恐らくご飯が美味しく感じる所にも繋がっていると思いますが、外にいる時に季節の匂いなど敏感に感じるため、散歩している時など幸福感が倍増します。
③睡眠の質向上
ネガティブ要素でも眠気についてお伝えしましたが、とにかくぐっすり眠れます。
寝つきも良く、寝起きも最高にスッキリしていて気持ちが良いです。
睡眠の質は他の生活環境も大いに影響するため、禁煙だけの影響とは限らないのですが、少なからず体感する事は出来るかと思います。
④出費が減る
タバコ税は年々増加し今では500円を超えています。
単純計算で1日1箱吸っている人は、年間で182,500円も支払っている事になる訳です。
こう考えるととんでもない金額ですよね。
しかも、タバコによる出費はこれだけではありません。
殆どの方はタバコをコンビニで購入していると思いますが、大体他の物も買っていませんか?
禁煙を始めてコンビニに行く機会が減るだけで、タバコ以外のちょっとした出費も含め抑える事ができます。
⑤出先の設備が気にならない
この飲み屋さんはタバコ吸えるか?・旅行先のホテルは喫煙部屋じゃないと!・観光はいいけど喫煙スペースあるかな? などなど。
喫煙者からするとどこに行っても、何をしてても気になるのが喫煙が出来るかどうかです。
禁煙を始めればこんな事に頭を悩ませずに済みます。
⑥腰痛が軽減される
喫煙をする事により血行が悪くなり、椎間板に悪影響を及ぼします。
筆者はデスクワークが多いという事もあり腰痛持ちになってしまい、症状が酷い時は整骨院などに行って耐えている訳ですが、禁煙を始めてから腰痛の症状が緩和されました。
もちろん、腰痛が軽減されるよう色々な工夫はしているものの、禁煙を始めてからは整骨院に行くほどの痛みが無くなったので、効果があるものと思っています。
腰痛関連に関しては別記事で詳しく解説しているので、是非ご覧ください。
⑦その他
病気関連のリスク軽減・周囲の人の受動喫煙が無くなる・視覚的(歯や部屋が黄色くなるなど)なデメリットが無くなる・臭いが気にならなくなる など
出先での行動パターンや普段の生活リズムなど、非喫煙者と共にすることが多い方は、行動にも協調性が生まれより良い関係になるのではないでしょうか。
禁煙時の注意点と時間の使い方!
ここまで色々な情報をお伝えしましたが、読まずとも初めから『身体によくない』というのは皆さん理解していますよね。
しかし、改めて我に返って『よし!禁煙しよう!』と思ってやめられる程、禁煙は甘くありません。
中には意思が強すぎて、思い立ってすぐにやめれてしまう人も居ますが、ほんの一握りの人間だと思います。
筆者の経験則も基に、禁煙する時の注意点とオススメの行動などご紹介します。
目的やゴール・代用が無いと終わりがこない
結果から言うと ”禁煙をする明確な目的” ”タバコの代わりになる時間の使い方やストレスの発散方法” この2つを事前に理解していないと、何度も誘惑に襲われ続けて最終的に負けます。
禁煙はとてつもなく辛いです。
最初の頃は『自分で決めたんだから!』とプライドなども働き、なんとか禁煙を続けられます。
更に1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と続いていくと、身体や脳がどんどん普通の状態に近づいていき、最初の頃にあるイライラなども減っていくなど、実感が得られるためなんとか頑張れます。
『この調子ならやめられる!』と思いますよね?そう、本来ならそのまま禁煙成功で終わりのはずなんですが、この頃になって改めて誘惑がきます。
最初の禁断症状は『意思』でなんとかなっていましたが、落ち着いた頃には意思が少しづつ弱くなっていき
『そもそもなんでタバコやめようと思ったんだっけ?』『タバコ吸ってる時の方がストレス無かった気がするな』『タバコだけで幸せ感じれるならその方がよくないか?』などなど
とんでもない勢いで ”タバコを吸う事を正当化” し、Googleを開き【タバコ メリット】と検索し始めます。
もちろん、そのまま禁煙出来る方もいると思いますが、あまり自分の意思の強さを過信しない方が良いです。
人間はとてつもなく誘惑に弱く、精神的に脆いです。
依存をやめるために依存したら意味がない
禁煙による禁断症状から逃げるために お酒・ギャンブル などのように、一般的に刺激のある依存し易いもので代用してしまう方がいますが、意味がなくなるのでやめましょう。
筆者の個人的な感覚で言うと アルコール依存・ギャンブル依存 になるくらいなら、タバコを吸った方が100倍マシです。
禁煙時の時間の使い方
基本的には、何か趣味ややりたい事が見つかっている方であれば、それが最優先となります。
しかし、趣味がないという方も多くいると思うので、月並みではありますがいくつかご紹介します。
朝散歩
朝、日光を浴びることで身体や脳が覚醒しますし、幸せホルモンと言われているセロトニン(神経伝達物質)も分泌されるので、禁煙によって”快楽”を得られていない身体にはピッタリです。
また、光が目に入ってから14〜16時間後にメラトニン(神経伝達物質)が分泌され、心身をリラックスモード(眠りを促す)なるため、生活のサイクルを整えるためにもオススメです。
※散歩が出来ない場合は、庭に出る・窓から顔を出して深呼吸するなどもありです
読書
タバコを1日10本吸っていた人は、ザックリ計算で1日100分の時間を作る事ができます。
毎日100分読書が出来れば、気づいた頃にはとても物知りかつ、色々な事に興味を持つことが出来る人間になれるのではないしょうか。
運動
運動している時が一番何も考えずにいられますし、身体を動かす事はストレス解消にも直結するので、最も理想的です。
すぐに出来ることで言うと筋トレですが、お金を掛けずに 運動・快楽・発見・感動 などを得られる運動としては、登山が一番オススメです。
未経験者からすると登山用具を揃える点も含めハードルが高く感じるかもしれませんが、筆者は6,000円程度の費用で始められたので、そこまで費用面を気にする必要はないかと思います。
ゲーム
あまりアウトドアではない方もいると思いますが、今の時代はとてつもない数のゲームがあるので、タバコを吸えなくて辛い時期は特に、何かに集中するための一つの手段としてゲームも良いと思います。
新しい発見探しの旅
人は新しい発見をし続けている人の方が、若くいられるそうです。
休日など、極力タバコのことを考えないために外に出て、行ったことのないカフェ巡りや神社巡りなど、今まで経験したことのない世界を探してみるのもオススメです。
音楽を聴く
音楽を聴くことでドーパミン(神経伝達物質)を分泌することができますし、曲によってはリラックス効果も期待できますよね。
音楽は鬱症状にも効果があると言われているほどです。
普段よく音楽を聴く+『自分は精神的に弱い方だ』と自覚がある方いたら、音楽を聴いていない時期に注意してください。
心が疲れて音楽を聴く気分にすらならない状態かもしれませんが、暗い曲でもなんでも良いので自分の気分にあった音楽を聴いてください。
自分の気分にあった音楽を聴くことで、自分の感情を理解することが潜在的に出来るそうで、生きていく上で自分の感情を理解するのはとても大切なことです。
代用品の茶葉
タバコの葉っぱの代わりに『茶葉』を使用しているタバコです。
ニコチンが含まれていないため禁煙中に吸っても問題無いですし、普通のタバコを吸っている時の擬似体験が出来るため、気を紛らわすことは出来ます。
しかし、煙を吸っているという点は変わらないのと、物によって異なるようですがタールや一酸化炭素は発生するようです。
あくまで、禁煙の初期段階で一番辛い時期の最終手段、くらいに考えて頂けると良いと思います。
最後に
色々な視点で解説してきましたが、結果お伝えした事としては
- タバコを吸って良い事なんてない!吸うな!
- タバコをやめて精神的に追い込まれるくらいなら吸え!
という2点だけです。
周りに相談できる人は、他者の客観的な意見を参考にするのもありですが、どんなに身体に良くても悪くても最終的に決めるのは自分自身。
一番は『周りに心配や迷惑を掛けない』だけ徹底すればなんでも良いと思います。